服部 高久
(はっとり・たかひさ / HATTORI・TAKAHISA)
SPACE CALDO Inc. 代表
東京都出身。燈師。
燈師 -あかりし-とは、光を概念とした「光を扱う者」の意であり、光を用いたアート表現と照明の機能を活かし照明デザインを表現している。
2015年に独立後、2018年にSPACE CALDO Inc.を設立。12歳からテニスを始め、選手を経てプロテニスコーチとの両立をする。燈明、アート展、舞台作品から店舗、住宅など、幅広く光空間を演出。日本のみならず、広く海外に向けても「燈明 -みあかし-」を発信していくことを目指している。
SPACE CALDO Inc.
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http://instagram.com/spacecaldo_takahisahattori
接し方ひとつで光はどちらにもなります。
だから敬意を払って丁寧に向き合うことを、常に大切にしています。
もうひとつ不思議な話ですが、正しい光は場に馴染んでいくのです。
現場の調整をして、少し光が浮いているかなと感じることがあります。そんな時は一日寝かせます。翌日少し浮いていた光が場に馴染んでいます。変にいじって壊してしまうより、待ってあげることも大切なことなのです。
光はスパイス
光はすごい力を秘めていますが、光だけではどうにもなりません。
あくまで光は引き立て役で、当てる対象があることで存在をします。光は最高の黒子なのです。
例えば料理に少しスパイスを足してあげると、格段にその料理が引き立ち美味しくなるが、足しすぎると不味くもなるし、そもそもその料理に合っていないスパイスを足してしまえば、その料理を台無しにしてしまう。
足したくなる気持ちを抑えて、いらぬものを引いた先に「本当の美しさ」が存在するわけです。
光は空間のスパイスなのです。
燈明 -みあかし-
寺社仏閣、日本庭園になされる和を基調とした光表現
五感で感じる空間
私はメインのアートワークとして、寺社仏閣や庭園などを中心に和の歴史や文化を光で伝える「燈明 -みあかし-」という光表現をしています。
「燈明 -みあかし-」とは元来、神仏にお供えをする「火」の意。
それを私は「光」としています。
寺社仏閣に供える「光」
場所と人をつなぐ「光」
神仏と人をつなぐ「光」
人と人をつなぐ「光」