私の使命

また、私にはもう一つやりたいことがあります。経歴にも書かせていただいておりますが、私の本業は婚活ビジネスです。実は、地方に嫁いでくれる女性を集めて欲しいという相談を何度となく受けました。地方の方との交流のイベントを開催したこともあります。ただ、遊びに行くには何の問題もありませんが、嫁ぐとなると話は別です。

TVでよく田舎での婚活イベントを開催して、カップルが沢山誕生していますが、現実の世界ではなかなか難しかったりします。ただ、地方（特に農家）では、本当に嫁不足が切実な悩みなんです。お嫁さんだけでなく、跡取りがいないため、家業を継いでくれる人がいない農家さんも沢山あります。それであれば、真面目で優しいミャンマー人（もちろん、他の国の方も大歓迎）が、まずは働きに来てくれて、そこで、地元の人と交流し、自然な形で結婚に結びつけば、こんなに双方にとって良いことはないかと・・・　私は、その自然な形で出会うきっかけを作るお手伝いをしたいと思っています。これからの日本にとって、農業はとても重要ですから、その農業を支えてくれる方々を少しでも応援できたらと思っているからです。

多くの方にご心配いただいた、2021年2月1日にミャンマーで起きたクーデター。有り難いことに本当に沢山の方から、「大丈夫?」と連絡をいただきました。

2021年と言えば、すでにコロナウィルス流行の真っ只中ということもあり、日本から出られなかった私は全く被害に会うことはありませんでした（ビジネス上の弊害は沢山あります）。

政治的なことへのコメントはここでは避けさせていただきますが、外資系企業の撤退により、多くのミャンマー人の働く場所が奪われてしまったのが現状です。有り難いことに、日本で勉強したい、働きに来たいという若者が大変増えています。私はそんな彼らの少しでも役に立てたらと思います。よく、友人や仕事関係者と話をしているのですが、今はまだ日本を選んで来日してくれる人が沢山いますが、近い将来、日本が彼らから選ばれなくなる可能性もあるということを、私たちはしっかりと考えていかなければなりません。理由は色々ありますが、お給料も近隣国に比べ低くなっているということが大きいでしょうか?　今の私たちにできることは、今来日してくれている外国人の方々に、「日本に来て良かった」と思ってもらえることかなと思います。外国人のネットワークというものは大変大きく、情報が流れるスピードも早いため、良い噂は次の世代に繋がりますが、逆を返せば悪い噂もあっという間に広がりますから、注意が必要です。皆さんにも、コンビニエンスストアや飲食店で接する外国人の方々に「やっぱり、日本人はマナーがいいな」と思ってもらえるよう気を付けていただきたいものです（笑）